辛い記念日…

2003年3月9日
今日は、ちょっと複雑な心境だった。
実は、私は、6年前の今日(3月9日)、結婚したのである。
あの年も日曜日だった。

相手は、元ホテルマン(学生アルバイト)だけあって長身(187cm)で、3つ年下だったが、とてもしっかりしていて、一流企業に就職し、まだ、20代なのに新居用に横浜駅そばに新築高級マンションを購入し、誰もがうらやむような結婚だった。
自分の両親が、ずっと別居で、結婚が幸せとは思えなかった私も、彼と付き合って行くうちに、いつしか結婚生活に甘い夢を抱いている部分も出て来ていた。それに、彼とは5年間も仲良く付き合って来たので、一緒にいるのがあたり前になっていて、結婚も自然な流れだった。

でも、今思えば、私は、結婚が決まった当初から強迫症状が出始めていた。
お互い、毎日、仕事が忙しい中での結婚の準備は本当に大変だった。というか、彼は、いつも仕事が終わるのが深夜だったので、自分の式の衣装合わせすら行けず、結婚の準備は、ほとんど私一人で全部やった。でも、一生に一度のことだと思い、招待状を一通一通手作りで作ったり、メニュー選びにこだわったりして、大変だったけど、一生懸命、準備をした。また、彼の両親は、古風な考えの人だったので、神経を遣うことも多かった。そんな状況だったので、私の強迫は、水面下で少しずつ少しずつ進行して行ったのかもしれない。
当時の私は、“強迫性障害”という病気の存在なんて全く知らず、ちょっと神経質になっているだけかと思っていた。でも、新居に引越してから、全然、荷物を片付けられなかったり、食事の支度に異常に時間がかかったりして、彼に怒られたりしているうちに、やっと自分が精神的におかしいということを自覚した。そして、病院へ行き、すぐに“強迫性障害”と診断されたのである。でも、彼や彼の両親には、そんな聞いたこともない病気を全く理解できず、ただ、私がヤル気が無いだけだと思われていた。彼の両親はともかく、一番、身近な存在の彼に理解されず責められ続けたのは本当に辛かった。病状は、あっという間に、もうこれ以上ひどくなりようがないというくらいのところまで悪化した。
そして、とうとう、お互いに限界を感じて、去年の3月に別れたのである。
6年前は、こんな不幸な結末が待ってるなんて思ってもみなかった。
結婚前までは、毎日、あんなに楽しかったのに…
やはり、結婚がいけなかったのだろうか…?
今までのことを振り返ると涙が出て来る…

そういうわけで、今日は、どんどん気分が沈んで行ってしまったので、気分転換にメル友を募集してみることにした。
そしたら、ナント、偶然にも、私と同じうさぎ好きの人からメールが来て、自分の写真と一緒にうさぎの写真も送ってくれたのである。近所の小学校で沢山うさぎが生まれて困っていたので、昨日、里親になることを決めたそうだ。まだ、とても小さく可愛くて、スゴイ癒された。
そのメールの人も役者でカッコ良かったし、バンドをやってたということで気が合いそうなので嬉しかった♪でも、強迫のことは、まだ、何も話してないので、お友達になれるかどうか…何をするにも、強迫が邪魔をするって感じだなぁ…(。-_-。)

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