私の加害恐怖

2003年5月4日
今日は、久々に外に出た。とは言っても、夜、スーパーへ行っただけだけど…でも、私は、強迫のせいで、近所で買い物をすることが出来ない上に、乗り物にも乗れず、往復1時間近くかけて隣町(というか、隣の区)のスーパーまで歩いて行くので、結構、大変…なので、少しでも買い物の回数を減らそうと、まとめ買いするので、特に、帰りは荷物が異常に重くなって、とても辛い…

夜遅く出かけたのに、連休中だったせいか、人が沢山いて生きた心地がしなかった。
私は、不潔恐怖がひどいんだけど、実は、一歩、外に出ると加害恐怖や縁起恐怖が強く出て来る。
私の加害恐怖は、一般的な“人をケガさせてしまうんじゃないか?”というような症状とは違う。
不潔恐怖の変形みたい(?)で、“もし、人にぶつかったら、その人を汚くしてしまう”と思って、それが、たまらなく恐ろしいのである。しかし、不潔恐怖の部分もあるので、“人にぶつかったら、自分が汚くなる”という気持ちも同時に存在する。明らかに、矛盾が生じている。このことは自分の中でも非常に混乱していて(病院の先生には、症状が複雑化していると言われた)、とにかく、人にぶつかると、ものすごいパニック状態に陥ってしまうのである。
今日は人が多かったので、なお更、ビクビクしっ放しだった。店内では、緊張のし過ぎで、ドキドキを通り越して心臓がほとんど動いていないような気がした。スーパーから出て、ちょっとホッとすると、急に心臓が動き出したかのようにドキドキして来て、呼吸がはぁはぁしてしまった。
帰り道、一人の中年男性が、ずっと、私の後ろを歩いていたので気になってしょうがなかった。
私は、1〜2年前に、ひったくりに遭ったので、それ以来、自分の後ろを歩かれることが異常に恐ろしいのである。ただでさえ、強迫のせいでビクビクしてるのに…結局、5分くらいしたら、その中年男性は道を曲がっていなくなったんだけど、その5分が何時間にも感じられた。
外出は、本当に疲れる…

話は変わるが、今日は、母方の祖父の命日だった。亡くなって、もう20年になる。
お墓は、うちから近いのだが、強迫のせいでお墓参りに行くことは出来ない。
母方の祖母や父方の祖父母が亡くなったのは、強迫になってからだったので、お葬式すら出席できなかった。
別れた旦那の父親が亡くなった時は、旦那にまでお葬式に行くなと言ってしまったので、当たり前だけど、旦那の母親から、ひどくののしられた。結局、旦那に脅迫(“強迫”ではない)されて、お葬式に行くことを許さずを得なくなったのだが、お葬式から帰って来てからは、案の定、更に、家の中が恐ろしくなった。そして、どうしても耐えられず、四十九日(法事)で再び旦那が実家に戻る時に、とうとう、別れたのだ。去年の3月の話である。

もし、自分の親が死んだら私はどうするだろう?と考えた時、やっぱり、お葬式にも法事にも出ることは出来ない…というか、死ななくても会うことは出来ないので、当然、死に目にもあえない。私の強迫に例外は無いし、妥協も、決して許されないのである。親不孝もいいとこだが、自分でもどうにも出来ない。妥協できるくらいだったら、強迫でこんなに苦しむことなんて無いのだから…

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索